重厚感とアールデコ調が美しい装飾錠

著者:キーコックス

重厚感とアールデコ調が美しい装飾錠

住宅もスマート化が進み、モダンで都会的・スタイリッシュなデザインの建物が増えていますね。

その背景には、落ち着きのある洗練された建物は装飾が少ない分街並みへ馴染みやすく、また建築費用を抑えたい施主側と、工期を短くしたい施工主側の思いもあり、決まった外観のテンプレートから選ぶ様式が一般化してきたためです。

以前は外観も単調なものが多かったのですが、今ではハウスメーカーのデザイナーズシリーズも増え、南欧風・アールデコ調・レトロ調・ロココ調など様々なデザインから好みの外観で建てられるようになりました。

新築だけでなく、リフォームをする際にも思い切って好きな外観に変身させてもいいでしょう。

そう言った時、錠前も重厚感のあるデザインのものを選ぶとガラリと家の雰囲気が変わります。

海外製の装飾錠は鍵穴に注意

kwickset

重厚感のあるアールデコ・アールヌーボーな錠前は主に輸入住宅についています。
主な輸入住宅についている錠前は、アメリカ製のKwickset(TAITAN)で、取っ手と鍵が分かれている装飾錠が多いでしょう。鍵穴まわりや取っ手の湾曲した部分もデザイン性が高く、玄関ドアに重厚感とラグジュアリーさが出ますね。

ピッキングに強いディンプルキーへ交換しておく

Kwicksetなどの海外メーカーの装飾錠はデザイン性が高くぜひ取り付けてみたいものなのですが、ひとつ注意したいところが鍵穴です。現在古い装飾錠を使っている方は鍵穴に防犯性がない場合があります(ギザギザした鍵)。そうなると見た目だけしか良いところがない、ということになりますので、鍵穴だけはディンプルキーに交換しておきたいですね。

Kwicksetの装飾錠に対応しているディンプルキーはありますのでご安心ください。もし対応していない古い錠前の場合は、新しい装飾錠に交換したほうがよいでしょう。

国内メーカーの装飾錠が防犯性もありオススメ

デザイン性の高い装飾錠はなにも海外製品しかないわけではありません。

NAGASAWAが取り扱っているKODAIシリーズ、MIWA、GOAL、GIKEN、SHOWAなど国内の多くの鍵メーカーさんが取り扱っていました。繊細な彫刻と優雅な装飾がアールデコ・アールヌーボーがお好きな方にはドンピシャな見た目です。

現在は取り扱いメーカーが減っているのかカタログでは見つからないところもあります。
NAGASAWAのKODAIシリーズが現役のようでラインナップも多く、鍵穴も交換せずともディンプルキーです。GOALのアンティーク錠、装飾がシンプルになっているようですがMIWAのサムラッチ錠もあるようです。

古い装飾錠は交換時期

古い戸建て住宅で装飾錠が多く取り付けられていたため、築30年ほどたちお使いの装飾錠が壊れてくる時期ではないでしょうか。

装飾錠の交換を考えている、輸入住宅の錠前の防犯性が心配になっている、輸入住宅の錠前が古くなったときは、新しい装飾錠への交換はいかがでしょうか。鍵穴もディンプルキータイプのものに変えて、以前のレトロな見た目と鍵穴は最新のもので安心できます!

交換は専門的な技術を持っている鍵屋さんなどに相談してみてください。

著者について

キーコックス administrator

主に住宅向けの鍵について調べたことを書き述べてまとめています。安全性に欠ける古い鍵を使っている家が多いため、防犯的にも鍵には期限があることを知ってもらおうとブログを活用しております。おもしろい鍵情報がありましたら随時更新いたします!